第1話:仕事も勉強も元気な身体から 目からウロコの健康法

「ユンケル」に頼って仕事をするような会社は倒産する

 「疲れた亭主に何をしてあげますか」という主婦への 質問の答えの一位はダントツで「ドリンク剤を飲ませる」であった。
おいしい料理を作るでも、ゆっくり休ませるでもない。
「これでも飲んで、稼いできて」とテレビCMの”丸ちゃん”のごとく仕事に 追いやられるのである。
 果たしてユンケルやリポビタンDを飲んで本当に元気になるのだろうか。 実は厚生省も疲労回復などの効果は認めていなく、「滋養強壮」などの 広告も好ましくないとしている。何となくスッキリしたように感じるのは、 添加カフェインと添加アルコールのせい。悲しいかな、眠気覚ましに ドリンク剤三本飲んで、酒気帯び運転で事故を起こしたトラック運転手もいる。
当然ながら、このようなドリンク剤を毎日のように飲んで残業をこなしている ような人は、過労死予備軍である。
 さらに恐ろしいのは”子供用ドリンク剤”ができ、これがまた売れていると いうこと。確かに今の子供は大人以上に疲れて、ストレスも溜め込んでいるが、 子供の健康に必要なのは運動と正しい食事、それ以外ない。
亭主と子供にドリンク剤を飲ませて、会社と塾に通わせている主婦は要注意。 どちらにも多額の保険金をかけている可能性がある。

「みのもんた」のいうなりになっていると身体をこわす

 お昼のテレビでみのもんたが身体にいいという食品を紹介すると、 スーパーからそれが売り切れるという。巷には健康雑誌があふれている。 いかに現代人が健康法に飢え、そして誤った選択をしているかが良く分かる。
 毎日、ココアがいい、バナナがいい、と次から次に言われたままに食べて いたらどうなるのか。間違いなくカロリーオーバーで糖尿病になるだろう。
 現代日本人に不足しているのは、カルシウム、鉄分その他のミネラルと 食物繊維であり、それ以外はすべてオーバーしている。つまりとりすぎて 病気になっている。必要なのは「これをとりましょう」という、足し算の 健康法ではなく、「これをやめましょう」という、引き算の健康法。
 ところが現代日本人は、足すのは好きだが、引くのは苦手。砂糖の害を◎◇で 減らし、油の害を☆◆で減らすというふうに、薬漬けの医療を家庭の中まで している。それもわざわざ高いお金をかけて。引き算の健康法をすると いやでもお金が貯まり、家計は足し算。

毎日30品目バランス良く食べようとしているひとは 心を病む

 いまだ病院などでも「四つの栄養素からバランス良く 食べましょう」とか「一日三十品目食べましょう」などという過去の栄養学 のポスターが貼ってある。医者や栄養士からそう言われたらもう大変。 真面目な人ほど1、2、と数え、冷凍のミックスベジタブルなら三つとれる とか、はたまた七味唐辛子なら七つとれると馬鹿なことを本当にしてしまう 人もいて、ノイローゼ寸前。だいたい本当は毎日三十品目をとり続けるのは 不可能であるし、無意味である。
 これは60年以降のアメリカ栄養学をもとにされているが、本家のアメリカ でそれは過去の誤った栄養学とされている。栄養過多により、成人病の増えて しまった反省として、92年米国農務省が今までの四つの栄養素の円グラフ から、フードガイドピラミッドと呼ばれる三角形の栄養学に変更。
 これにより、アメリカ人の総コレステロールは年々低下。逆に日本人 のは食事の欧米化により、年々増加。
 ついに数年前日本人はアメリカ人よりコレステロールが高くなってしまいました。 これでもう食事の欧米化とは言えなくなり、ただ邪食化というのみ。

バイアグラにパワーを求める人は早死にする

 バイアグラはかつてないほどの早さで、厚生省の認可を受け、日本で 使われるようになりました。個人輸入で密売する人が激増したからという。 日本でも他の薬と併用して死者が出てたりしているが、そもそもアメリカ での治験(人体実験)で三十人もの死者が出ている劇薬なのである。
 そこまでしてやり続けると、当然身体に負担がかかり、漢方でいう”腎虚” となり、寿命を縮めることになる。
 正しい陰と陽の気の交流をすれば、おのずと健康になると、中国三千年前の 「素女経」という書物に書かれている。
 「養生訓」には”接して漏らさず”と書かれているが、漏らしても良いのである。 ただ漏らし方が問題で、相手の気をいかしてからではならない。 そうすることにより、生命の元気の元である”陰の気”を取り込むことができる。
男とはつくづく苦労するように生まれた生き物である。
 テレビや雑誌に氾濫する健康情報にまどわされないように。実はとてもシンプルで、 「一日四十分歩き、一口二十回噛み、和食を腹八分。笑顔で感謝し、早ね早起き」 これだけで充分、間違いなし。おまけに、たまに鍼でも打てば、言う事なし。

「KUSHIRO DAISUKI(釧路大好き)」2号掲載

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