こんにちは、あんずの研修が残り半月ほどとなった向です。
患者様より、ねぎらいや寂しいなどお言葉を頂戴できてうれしいです。残りわずかとなりましたが、少しでも皆様のお力となれるように治療させて頂きます。ご都合よろしければ治療にお越しください。お待ちしております。
さて、10月9日に行われたJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)の生殖医療に関する講習会に参加させていただきました。
アーカイブでの参加ではありますが、不妊治療の現在最新の医療や知見について学び、不妊治療に取り組まれる皆様の一助となることができればと思いを新たにしたところです。
その講習会の中で、不妊治療へのご主人の関わり方が変わるとより効果が高いものとなることがわかりましたので、ここでお話させていただきます。
ご夫婦で子供を授かりたいとなったときに、ご主人の取り組みで効果を高められることが3つあります。
① 自分の精子状態を知りましょう
② 精子の状態を悪くすることを遠ざけましょう
③ 精子の状態を良くする身体の状態にしましょう
①は不妊治療と言えば、女性が主となるイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし実際、男性不妊もあり、精子をつくる能力を損なわれるものが大半占めます。(男性不妊の約8割)
そのような精子をつくれない場合は治療が重要となりますが、前段として男性は自分の状態を知ろうとしていないという統計が示されています。まず検査をして精子の状態を把握することが、不妊治療の選択肢を広げ、出産の確率を高めます。
②は、精子が陰嚢部に加わる熱と衝撃、また活性酸素に非常に弱いことがわかっています。
そこで活性酸素を減らすには、タバコや飲酒の量を減らし、十分な睡眠をとり、適度な運動が有効です。
また陰部に熱がこもらないように下着の選び方やコタツで雑魚寝やホットカーぺットに直に座ることなどを避ける。衝撃は自転車やバイクの頻回利用を避けることが重要となります。
③は、良い精子を作り出せる身体にしておくことで、胚(受精卵のこと)が健康に成長していきます。胚の成長は3日目までは卵子の力、それ以降は卵子と精子の力になります。卵子の機能も重要ですが、精子が良いほど妊娠率も高く、先天性疾患の発症率が低いことがわかっています。
このことから妊娠は夫婦がお互いに支え合っていくものであることを示しているのだなと講習を受けて強く思いました。
もちろん男性不妊や精子の状態を良くする治療もあんずで行っています。
今不妊でお悩みの方は、一度、肩こりの解消からでも構いませんので、ご主人とご一緒に治療を受けてみませんか?
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向 直樹
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