スコットランド音楽が好きな辰巳です。
北海道の風土と彼の地は随分似ているように感じます。
大地を身近に感じて
風が歌って
穂先が踊って
空が高くて
雄大、って言葉を思い出します。
先日、幣舞橋にあるMooのEggに行くと、ちょうど演奏会が開かれていました。
出演者は『ケルトの空』と『らぶらぶBand』という二組のグループ。見るからに仲の良さそうな演奏家の方々。
聴いていると、何だか踊り出したくなるようなウキウキした心持ちになり、自然と拍手が生まれていました。
ケルト音楽は、気分を軽やかにしてくれる。穂を撫でた風がスーッと体を通り抜けて行く。こんな風に楽器を奏でられたらなー、なんてふと思いました。
それにEgg(演奏会場)の雰囲気の素晴らしさ。
街なかに現れたオアシス。年間を通して心を朗らかにしてくれる、都会の中の小さな熱帯林。
傍らにあるヨーロッパっぽいドリンクショップ『EGG Café』も凄く好い。珈琲の他にアイスクリームやあの有名な「厚岸ウイスキー」まで楽しめて、更に気分を盛り上げてくれました。すっかり旅気分です。
ところで、ひとは何故、拍手をするのでしょうか?
もっと言うと何故に人は手を合わせてしまうのでしょうか?例えば寒い時や祈りの時に。
手のひら(手掌)の中ほどに「労宮」という、心と繋がっているツボ(経穴)があります。左手の陽、右手の陰。両の手を重ね合わせることで、陰陽の循環が興ります。
寒い時に、演者に感謝の意を伝えたい時など、私達は自然を手を合わせています。仏さまも手を合わせてらっしゃいました。
東洋医学の「心」は、舌·苦·暑·喜·笑·小腸と関係が深い。暑さが欲しい時、喜びが満ち溢れちゃった時、知らず識らずの内に人は「労宮」を刺激しているのです。
ヨーロッパの冬も長く、また寒いようです。きっとケルト人達も自然と手を合わせ、暖をとっているのでしょう。
🍀🍀🍀

辰巳栄一

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