普通なら親の介護を経験してもおかしくな歳なのに、実は今まで私は一度も介護の経験をしたことがないのです。
それが、年末に骨折し、今も体調が思わしくない母が姉と同居することになり、この歳になって初めて私は介護らしきものを体験しました。
らしきというのは、まるで介護をしたと言えるようなものではなく、姉が車椅子に移動させるのを手伝ったり、口腔ケアのやり方を教えてもらったり、、、と、猫よりマシな程度です。
姉も近くに住んでる母の孫も介護の仕事をしており、いわばその道のプロなのです。私は二人の側で、ウロウロしているだけでした。
訪問看護師の方が夜遅くに来てくれたり、福祉関係の方が協力体制をとってくれて、今の母が生かされているのを目の当たりにし、、、このコロナ禍の中で、一緒に過ごす時間が与えられた幸せを感じています。
本当に感謝しかありません。
何もできない私ですが、今日は一日母に付き添って過ごしました。
子供に返っていくような母の痩せた手を握って、残された時間を思いました。
夜、姉が母のカラダを拭いてあげるというので、私は足湯をしながら、むくんだ足をマッサージしました。
すると、冷たかった足が温かくなり、むくみも少し減ったようでした。
部屋にはティーツリーをディフューザーで焚いて、匂いを消します。
やっと、少しだけ、役に立つことが出来ました。
須藤加代子
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