6月22日、昨日は63歳の誕生日。
さて63歳は何をやろうかと、一人で朝の喫茶店で思索しました。
===今まで好きなことを、させてきてもらった家族に感謝。
スタッフや卒業生に支えられ、鍼灸の種をまいてこれたことに感謝。
そして、
今年は、あんずの種だけでなく、ステージを変えて「NAPA元年」となります。
ナパは低迷する日本鍼灸に活を入れ、受療率10%を10年で達成するための協会です。
鍼灸を広め、鍼灸師のステータスを上げ、
仕事として誇れるものにしていくのを目指しています。
ただ、それだけでいいのか?・・・と
カプチーノを飲みながら疑問がわいてきました。
今、日本では、元気のない人と
明日の希望を持てない人があふれています。
他者への思いやりに欠け、銃の乱射事件が多発する国の後追いをしています。
これは協調・調和・共生の思想の欠如からきています。
人口減少・経済衰退の中で、自信をなくし、
過去の栄光を懐かしむ人たちで国の運営がされています。
あんずの種の理念は、「すこやかに巡る未来の創造」です。
そのための鍼灸治療の普及です。
病気を悪とせず、「病とも共生する思想」が鍼灸医学の基本です。
西洋医学一辺倒の思想(悪しきものを攻撃し、取り除く)が
世界の調和を乱しているようにも思います。
西洋医学は素晴らしく、その功績と未来も必要です。
ただそれは西洋医を頂点とするピラミッド型医療システムでは
たちいかなくなっています。
いろんなメディカルスタッフや思想との
共生型システムの構築が求められています。
NAPAはそのためにこそあるべきと、
僕の63歳はそのためにあるべきと、
思いました。
たんに、
あんずの種の経営安定とか、
多くの鍼灸院の経営安定とか、
鍼灸師の地位向上とか、
鍼灸師を子供の憧れる仕事にしようとか、
そんなのは、どうでもよいのです。
それは目的ではなく結果としてなるものです。
「鍼灸師がその調和思想を広める使命に気づき、
ワクワクと自分の仕事に邁進する」
「他者を異物として排除することなく、
すべてのものと共生する社会をつくる先頭に立つ」
「波風を恐れず、逆風を推進力に変えていく」
「日本に光を掲げるために活動していく」
ワクワクしていこう!
これが63歳の決意です。
須藤 隆昭
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