あんずの種の鍼は何故効くのか?
「今までの鍼は痛いのを我慢して受けていましたが、ここの鍼は痛いどころか気持ちよくて寝てしまいそうです」と言ってくれる方が多いです。「痛くて効く」のと、「気持ちよく効く」のとどちらが好きですか?
「気持ちよく効く」のが良くて、「痛くて効かない」は嫌ですよね(笑)。
あんずの種の鍼灸の特色
同じ鍼といってもいろんなやり方があります。大きく3つに分けると、現代医学派、中医学派、経絡治療派になると思います。日本では圧倒的に現代医学派が多く、全体の7割を超えているでしょう。神経や筋肉を意識し、主に痛いところに鍼をするやり方です。あんずの種の鍼のやり方は中国式の中医学と日本伝統の経絡治療の良いところを混ぜたやり方をしています。これは師匠である吉川正子先生が教えてくれたもので、とても理にかない効果があります。
その特色は
1 即効性がある
2 痛くなく心地よい
3 身体を根本から良くして、未予防する予防する
そして技術的には
1 同経遠位穴を使う
2 五臓を調整する
3 巨刺法・陰陽対極法を使う
4 刺絡プハン等の刺激を併用する
5 耳穴・頭鍼を使う
などを組み合わせているところが他院とは違うこところです。
同じ経絡の離れたツボを使うことにより、シーソーの原理と同じように、より少ない刺激で大きな効果が出ます。なので、当てる程度の痛くない鍼の弱い刺激で効きます。肘から下、膝から下のツボで、ほぼ8割良くなります。その進化系の、左右反対のツボを使う巨刺法や上下左右反対のツボを使う陰陽対極法(吉川正子先生考案)を組み合わせることで急性・慢性を問わず効果が出ます。
お腹(五臓)の調整をすることで、自己の回復力・治癒力をアップします。そのことで体調全体が良くなり、疲れにくい身体が出来て、将来の病気を予防することができます。
基本的に弱い刺激が基本ですが、必要な時には刺絡プハンなどの強い刺激も組み合わせたり、アロマとの組み合わせでより効果を高めていきます。
ふくらはぎの鍼で背中が一瞬で緩む。
あんずの種では当たり前のことですが、初めて体験した方は「え~なぜ? 不思議! 凄いですね」とビックリします。そして「これなら我慢していないで、もっと早く来れば良かった!」と言います。
身体は自然に治りたがっています。そっと背中を押すような、そんな鍼と言葉がツボに当たった時に小さな奇跡が起きます。