先日母が旅立ちました。
施設から姉の家に移って20日後のことでした。
短かったけど、姉達と一緒に暮らし、私も何日か一緒に過ごすことが出来ました。
最後の日は歌を唄い、さようならと3回言い、みんなと食卓を囲み、静かに旅立っていったそうです。
誰が聞いても、歳に不足は無いし、この状況の中で家族に見守られ、最高の旅立ちだったのではないかと思うのです。
でも、だから悲しくないかというと、やはりそんなことはないのです。
母親がいなくなるって、自分を支えてくれていた何かが無くなってしまったみたいで、歳とか関係ないんだなって思います。
末っ子だったのでよけいかもしれませんが。
でもこの経験は、確かに私を成長させてくれたようにも思えて、これからのカウンセリングに生かせるのではないかと感じています。
その人の本当の痛みや悲しみって、なかなか人には言えないものです。
だからといって、ずっと心の中に閉じ込めていたら、どんどん気持ちが沈んでいってしまう。
私もあまり上手に自分の気持ちを伝えられるタイプではないので、カウンセラーにゆっくり聞いてもらうことで心の整理がつくように思います。
離別の悲しみはグリーフケアといって、ちゃんと受けた方が楽になるはずなので、私も今度、私のカウンセリングの先生に聞いてもらいにいこうと思っています。

須藤加代子

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