11月に入ってから慌ただしく日が過ぎていきます。
今日は鶴居の「どれみふぁ空」で行われた「まるいものコンサート」でピアノと羊とお菓子の話を聴きに行きました。
ピアノは鶴居在住のピアニスト黒木さん、お菓子は阿寒のパティスリー・ジャンレイの菊田さん、
そして羊のお話は帯広の手仕事集団・工房KAZUKO代表の佐藤さん。
暖かな日差しの中を流れるドビュッシーやショパンの調べ。
ジャンレイさんのフランスやドイツのお菓子の話、クリスマスに食べるシュトーレンの話など興味深かったです。
工房KAZUKOはlニットデザイナー佐藤さんが立ち上げた北海道の羊の毛を農家から集め、羊の脂を手洗いで落とすことから始まり、紡いで糸にして、織や染めや編むなどをしてニットを作っている集団です。
毎年あんずの種でもニット展を開いてもらっています。
実は刈り取った羊の毛はほとんど捨てられていてしまっていたそう。
脂を落とすことが大変なのと、工場を作るにしてもコストがかかりすぎるからだそうです。
佐藤さんたちは石けんで手洗いで脂を落とします。
そうすると化学溶剤で脂を落とすものとは明らかに毛糸の持ちが違うそう。
普通の毛糸は5年もするとヘタってきますが、石けんで脂を落とした毛糸は孫子の代までへたらないのだとか。
私も何着かここのニットを持っていますが、確かにへたりません。
それになんと言ってもここのニットは軽くて暖かいのです。
実は11月のニット展の時にずっと前に手に入れた古いニットのお直しを頼みました。
裾のあたりを引っ掛けてしまい、ほつれてしまったのですが、今日それをリメイクして持ってきてくれました。
そしたらなんと、ほつれたところを直してくれただけでなく、裾を別糸でアレンジしてくれて、染め直しまでしてくれました。
おかげで新品同様に生まれ変わって、かわいくなって、とっても嬉しかった!
昔は、、、私の子供の頃ですが、母がセーターを編んでくれ、小さくなったらまたほどいて編み直してくれたのを思い出しました。
ウールは静電気や電磁波を防ぐ働きがあり、シワにもなりにくい、汚れにくいなど極めてエコな素材。
これぞサブステナブル。SDGsです。
須藤加代子
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