宮古島の漁師が海で遭難し、長期漂流の後に生還した実話をもとに書かれた本。
その名も「漂流」(新潮文庫)。著者の角幡唯介氏は、早大探検部出身です。
漂流というと思い出すのが、「15少年漂流記」という小学生の時に夢中で読んだ本です。
なにか、不思議な魅力を感じる言葉。
宮古島の「ブックスきょうはん」勤務で、大の本好きの人から紹介されました。
毎回宮古島に行く度に、いい本を紹介してもらっています。
生の声はアマゾンレビューにはない、説得感があります。
この「漂流」はロマンというより、生きる凄さを感じさせてくれる本です。
遠洋まで遠く海を旅する伝統や、死生観の違いが描かれ、
池間民族と伊良部との関係もようやく理解してきました。
島を理解していくには、島の文化・歴史をもっと知りたくなります。
この島が舞台になったルポや小説を読むのが、入門者には一番分りやすいです。
今日からまた宮古島ですが、
今度は何の本を紹介してもらえるか、
とても楽しみです。
須藤 隆昭
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