昨日は、どっぷりと落語を堪能したのですが、
とにかく、圧巻の一言しか感想が浮かばないのです。
女流落語家「立川こはる独演会」
が釧路芸術館アートホールにて開催されました。
こはるさんは2時間びっしりとお話し下さったというのに、私は残念なことに一言しか発せられないのです。
人間ひとりの威力とは、一体どれほどのものなのか計り知れません。
第一声が発せられたその一瞬の間に
場の空気が完全に入れ替わりました。
と言っても、無理矢理話の流れを押しつけてくるのではなくて、
やんわりとこちらの感情の矛先を迎え入れてくれるので、とても心地良く導かれていきます。
それがいつの間にか、物語が進むにつれて
こはるさんの世界に全神経が集中してしまっているのです!
コロコロと変わる声色や仕草の演じ分けがただただ見事なものですし、
現代人にはわからない江戸弁や文化の違いの説明を会話の中に折り込んだり、
語彙やことわざ、慣用句、地理などの知識量が豊富にないと、
最後は綺麗にオチないのです!
義理、人情、情けは今も昔も変わらないので、きゅっと心を掴まれてしまいます。
粋な大人の遊びを知りました!
遊ぶためには勉強しないといけないのですね。
落語から様々なヒントを得ることができました。
そして、最後はしっかりと綺麗にオチのつく人生が送れたら最高だと思いました。
高橋千香子
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