今週月曜日の就業後に
「精油ブレンド勉強会」
を行いました。
「アロマリラックスフルボディ」のコースでは、
トリートメントオイルに使う精油を
お客様のお身体の症状や香りのお好みに合わせて精油のブレンドをしています。
2〜4種類ほど選びますが、正直私たちにも、
ブレンドが難しい精油というものが何点が存在します。
まずは、「イランイラン」
南国の濃厚なエキゾチックな花の香りですので、
一見爽やかで軽い香りの精油を合わせたくなりますが、
それだけでは、イランイランの花の濃厚さが勝ってしまい、しつこく鼻に残ってしまいます。
そこで、ベースとなる
パチュリ、フランキンセンス、サンダルウッドなどと合わせて、
花の香りを落ち着かせながらも深みが増して、
よりエキゾチックな異国情緒が漂う香りになりました。
さらにレモンやオレンジの柑橘系の精油を加えることで、
重厚な香りがフワリと爽やかに広がります。
これがあるのとないのとでは全く異なってきます。
いい香りはお互いを引き立てあっているものなのです。
続いて「レモングラス」
これは本当に難しくほとんど使うことがない精油です。
こちらも熱帯性気候の植物で、
レモン様の独特な苦味を伴った刺激のある香りです。
やはりこの強さと同等でありながらも馴染む香りを合わせることになります。
色々試してみて、
ペパーミントとパチュリが合いました!
とっても良いです!
ペパーミントもパチュリも単独ではやはり存在感がある香りなのですが、
上手く混じり合って見事に2つが同じ位の
分配でマイルドに嗅覚に届きます。
他の精油ですと、
レモングラスの香りしか感じなかったり、
全く混ざり合わずに別々の2つの香りが届いてくるといった奇妙な違和感があります。
相性を見極めなくてはなりません。
この他にも、
「ローマンカモミール」
「クラリセージ」
「ローズマリー」
「とどろっぷ(とどまつ)」
の各ブレンドも考案致しました。
どれも個性のある香りなのですが、
いいブレンドがなされると、
その強さの角が丸くなるように
他の精油と馴染み、
元々の精油がなんであるかを
一瞬忘れてしまうほどにひとつの香りとなります。
そのブレンドの香りは、
どこにひっかかることもなく、
鼻腔をスーッとなめらかに通り抜けていき、
脳が幸福感を感知する部位
(大脳辺縁系・視床下部など)に
直進していくような感覚に陥ります。
そのような絶妙なブレンドが今回の勉強会で10種類以上出来上がりました!
皆さまにも是非嗅いで頂いて、
さらにプラスαをしたり、入れ替えてみたり、
もっとお好みの香りを作って頂くことも
考えております。
さらにブレンド勉強会を深めてまいりたいと思います。
高橋千香子
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