ナツメロを聴くと、なんだかホッとして落ち着くのは私だけでしょうか。
匂いや香りも懐かしい記憶を呼び起こしますが、
音楽もワンフレーズを聴いた途端に、
この時は何歳で、周りにこういう人達がいて、こんなことを思っていたなぁ、
と鮮明に当時の記憶が思い出されます。
そしてそれに続く歌詞も何も考えなくても
不思議なほどスラスラ出てくるものですよね。
以前お客様とナツメロの話をした際、
異邦人・UFO・プレイバックPart2・
ラ・セゾンなど曲名が出てきました!
今聴いてもいい曲ですし、
センスの良い歌詞がしみじみと心に染み込んできます。
当時の懐かしさと改めて聴き直すことでの発見が並行して起こるので、
ナツメロは、1粒で2度美味しいという現象が起きるのですよね!
さて、そこで本日聴いたナツメロの話になりますが、
それは「ビューティフル・サンデー」です!
入ったお店で丁度かかっていて、
その時は「わ!懐かしい」と思っただけでしたが、
そのあと、買ったばかりの本の冒頭で、
幼稚園のお遊戯会のくだり部分を読んだ時、
ビビビッと記憶が繋がり、
私はまさに「ビューティフル・サンデー」を踊ったことを思い出しました!
実を言いますと私は、
お遊戯会や学芸会の類の中でいちばん印象深く残っているのは、
幼稚園で踊ったこの「ビューティフル・サンデー」なのです!
「ビューティフル・サンデー」のダンスは、
お遊戯会のために企画されたものではなく、
日頃から遊びの中で踊っているもので、
誰もが踊れるもののひとつでした。
その日も体育館に「ビューティフル・サンデー」が鳴り出して、
みんながランダムに散らばり踊っていたのですが、
何故か先生達が、ひとり、またひとりと手を引っ張って連れて行かれる子が現れたのです。
いつもと違う異様な様を初めはわからなかったのですが、じきに
「これはもうすぐ行われるお遊戯会の選抜メンバーの選考会に違いない」
とピンときました!
どうすれば手を引っ張られるのか咄嗟に考えて、
私はとりあえずお尻を振るところを
オーバーにリアクションしてみると
先生は見事に引っかかり、
私は最後の方のメンバーに選ばれたようで、
本番はステージのいちばん端っこで踊りました。
本番でも、お尻を振るシーンでお父さんお母さん達は大いに笑っていましたので、
「大人って意外と単純なものだな」
と要領のいい子どもではなかったのにも関わらず、
そう思ったことを本当によく覚えています。
この経験を活かして先を見越す才能が開花しなかったことが残念なところです。まぁ人生そんなものです。
しかしここまで思い出しておいて、
本当に曲は「ビューティフル・サンデー」だったのだろうか?
と自分の記憶に疑問が湧いたので、検索してみると、
日本で流行ったのは1976年だというので、
年齢的にドンピシャなので間違いはないでしょう。
そしてその頃同時に流行っていた曲に
「ビューティフル・ネーム」があることが
判明しました!
「名前、それは燃える命」
なんと素晴らしい歌詞なのでしょうか!
そういえば、しばらく自分の名前を好きになれなかったものです。
しかしナツメロ1曲で幼稚園児に戻れるとは思いもしませんでした。
It’s a beautiful day!
高橋千香子
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