皆さま、こんにちは。
あんずの種の高橋です!
前回のブログにて、
大脳辺縁系は本能を司る部位である
ということをお話し致しましたが、
今回はその中の「扁桃体」と「海馬」が、
私たちの健康生活において
とても重要な鍵を握っているようなので
引き続きご説明させて頂きたいと思います!
よろしくお願い致します。
扁桃体は、
快・不快、喜怒哀楽などの感情の中枢なのですが、
情報を受け取ってから0.2秒以下でその感情が発信されます。
これは痛みの感覚よりも速いそうです。
生命維持のための危機管理をしていますので、速いのは当然のことなのですね。
感情といいますと、
心情や気持ちといった
身体の内側の見えない反応といった
イメージを持つものですが、
この扁桃体が反応して起きた感情は、
視床下部へと伝達されるのです。
視床下部というは、
身体全体を制御している器官なので、
扁桃体から不快なシグナルが送られてきた場合、
自律神経を交感神経の方へシフトさせ、
血圧を上げ、
アドレナリンを出し、
副腎皮質からストレスに対抗するホルモンを出し、
免疫力も全開にするよう
指令を出すことになります。
一時的な反応であれば問題ありませんが、
継続してしまったら、
身体全体に大きな負担がかかりますよね。
反対に、快い感情を持つと、
身体はホメオスタシス(恒常性)を維持し、
穏やかに健康状態を保てます。
感情ひとつで身体には大きな影響を及ぼすものです。
だからと言っても扁桃体は、
本能による反応なので
嫌だと感じるものを0.2秒以下の速さで
快の感覚に変えるのは
至難の業というものですよね。
そこでもうひとつの部位「海馬」ですけれども、
こちらも繊細かつ微細な性質を持っています。
記憶を司る部位として知られておりますが、
酸素不足やストレスなどのダメージを受けて
萎縮することもあります。
扁桃体から嫌な出来事、不安、恐怖といった感情が海馬に伝達すると、
記憶として蓄積されていきます。
これが短期間で消えることもあれば、
長期記憶として色濃く残された場合、
何かの感情のきっかけで
昔の不快な記憶が引っ張り出されることになります。
そうすると扁桃体の感情が増幅されてしまい
過剰反対を起こします。
ということは、視床下部が生命危機対策をとりますので、身体が全力で防御反応を起こします。
記憶もときどき点検して
取捨選択しなければ身体が持たないというものです。
ですが何度も申しておりますが、
本能の部分なので感情と記憶のコントロールは難しいですよね。
そこで、ふたつの対策方法を知ったのですが、
ひとつは、理性を司る大脳新皮質の前頭前野を使うことです!
すると、嫌な記憶を作る回路が一旦ストップします。
落ち込む原因となった出来事を一旦ノートに
書いて整理し、表面化して建設的に考えてみることで、
ミスした出来事に対する認識が変わっていき、嫌な気持ちから解放されます。
嫌なことを思い出すたびに繰り返すと徐々に記憶が小さくなったり、消えていくそうです!
それは、正確に言うと、思い出さなくなる、
重要ではなくなるという意味合いのようで、
扁桃体が認識しなくなるのという仕組みです。
これこそ、人間としての本能と理性の
鮮やかな連携プレイと言えるのでしょう。
そしてもうひとつは、
本能を呼び覚ます嗅覚を使うことです!
前回お話ししたように、匂い・香りは
大脳新皮質を介さずに直接大脳辺縁系に
伝わるため、
いい香りを嗅ぐ、だだそれだけで、
0.2秒以下で扁桃体にシンプルな快の感情が
ダイレクトに届きます!
嫌な記憶や思い込みといった邪魔が入らないのです。
反対にいい思い出や記憶が引き出されるといいですよね!
いい香りを嗅いでいる時はいいことだけを考えて記憶にインプットすると、
同じ香りを嗅いだ時にアウトプットされます!
どちらでもお好き方法で試してみて下さいね!
そして驚いたのは昨日のことなのですが、
さらに3つ目の方法をはるばる宮古島分院勤務中の院長から教えて頂くことになりました!
昨夜、私の携帯電話の履歴に
院長からの着信が確認できました。
もう遅い時間帯でしたので
LINEで連絡をしてみましたところ
すぐに以下の返信を頂きました。
「すみません。
間違って押してしまいました。」
「本能寺の変です!」
本能寺の変が正確に何年に起きたのか
すでに私の海馬から丸ごと断捨離されておりますが、
2023年にも本能寺の変は起きたのです!
本能は本当に不滅でした!
ということで、
全てが許される「本能寺の変」という
言い訳も裏技として是非お試し下さいね!
今年も院長のギャクで笑って
本能のパワーを上げていきましょう!
高橋千香子
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