皆さま こんばんは!
大事なことのほとんどは、
言葉では表現できないものだ
と知る高橋です。
宮崎駿監督の講話を読みました。
一応言葉でストーリーを考えますが
いざ描き進めてみると
言葉で考えたものは行き詰まり、
確実に役に立たなくなってくる
のだそうです。
人間の考えていることには、
言葉で表現できる部分と
表現されない領域があり、
言葉で表現されるものは、
ほんのわずかでしかないそうです。
宮崎監督の作品は、
理屈で理解しようとすると
早々に限界を超てしまいますよね。
道理や常識の壁を取り払って
どっぷりとその世界観に浸ってこそ
感じ取れるものがあります。
そこから創造されるものは、
習慣化して使い古された脳の思考回路とは
全く別の新しいルートが開拓されて生まれてきたもののようで
とても新鮮味があります!
それこそ言葉では表現できない
感想を持ちますよね!
宮崎監督が行き詰まったときは
とにかく自分を追い込んでいき、
追い詰められて
「アッ!」
と言葉では表現できなかったものが
ふっと出てくる瞬間が訪れると言います。
それを
「脳みその蓋を開ける」
と呼んでいるそうです。
この表現も言葉以上のものを感じます!
どんな蓋なのでしょうね。
重たい漬物石のような
年季ものなのか、
キラキラ光って、スイッチひとつで
簡単に開く自動ドアなのか、
想像が膨らみます。
意識しているときには
開かない蓋なのですが、
しかしその蓋を一旦開けてしまうと
しばらくは自力で閉じることは
できないので、
普通の日常生活のことは
すっかり忘れてしまうのだそうです。
監督は、
奥さんとの会話や約束ごとは
上の空で忘れてしまうのです。
作品が出来上がって半年ほどは
閉じないと言いますから、
凡人とは比べものにはならない
極限の集中力です!
しかし、新たな思考回路の開拓は
毎日でも起こしたいものですよね!
習慣化していることや
聞き慣れたことに
少しでも新鮮な隙間風を
吹かせてみる意識も必要だと思いました。
宮崎監督のような
壮大な世界観を創造するには至らなくとも
言葉では表現できない
自分だけの世界を広げること。
それは、これからの人生の
選択肢が多くなったり、
自信をもって選ぶことができたり、
自分自身をより理解できたり、
言葉以上の現れ方をするように思います。
たまには自分の創造力を超えるような
解き放された時間を持つことが
大事ですよね!
私自身は、
こうして本を読み、
著者の考えに触れることでまずは
触発されてブログを綴りますが、
最初に構想していたものとは
全く違う方向に向かうことが
しばしば起こります。
今回もこのパターンでした。
自分の考えていることを
改めて知ることになります。
1ミリくらいは蓋が開いていると
想像してみます。
高橋千香子
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