子宮筋腫とは
子宮の筋層部分に良性のこぶができる病気で、
小さなものから10センチ以上の大きさになることもあります。
子宮の腫瘍の中で最も頻度が高く半数は無症状、女性ホルモンの影響受けて成長していきます。
原因はハッキリわかっていませんが、
ストレスや不規則な生活などが考えられています。
○症状
月経過多、不正出血、ほかの臓器への圧迫症状(便秘、尿)、痛み、不妊
筋腫のできる部分によって現れる症状がさまざまです。
東洋医学的な考えでみると、
瘀血(おけつ)タイプや痰湿(たんしつ)タイプの人に多くみられます。
・瘀血タイプ
血の巡りが悪く、滞っている状態。
血行が滞っているので、肩こり、関節痛、頭痛など起きやすくなります。
月経時の経血に塊が混じったり、生理痛が強く感じる事があります。
・痰湿タイプ
代謝が悪く、余分な水分が体内に溜まりやすい状態。
むくみや軟便、下痢などの症状が起きやすくなります。
溜まった老廃物を出そうと吹き出物や痰、おりものが増えていきます。
鍼灸治療では血の巡りを良くして瘀血を除き、筋腫を小さくしていきます。
痰湿タイプでは脾胃の水分を取り除きむくみを解消するように治療を行います。
さらに骨盤周りのには直接鍼をして温めることで血行が良くなるので、月経痛や生理が遅れているという方にも効果を実感して頂けると思います。
刺絡プハンという滞った瘀血を除去し、血の巡りを良くする方法もありますので、月経痛でお悩みの方は一度鍼治療を試してみてくださいね。
横山美紅
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