本日はタイ古式マッサージの練習日でした。
当てる手の位置や、方向、身体の使い方によって、
気持ちよさが全然違うこと、
疲れずらさも変わることを一緒に受けている方々と話し合って、
実りのある時間になりました!
一つ一つ着実に自分のものにしていこうと思いました✨
先日、不妊治療で来てくださるお客様が
「ERA検査をしてきます」と仰っておりました。
釧路では、この検査をしている方は稀なので、知らない方も多いかもしれません。
その復習として今日はERA検査のことをお伝えします。
ERA検査とは?
体外受精の時に、何回も移植しても、もともとの身体に問題がなくても妊娠しない方に向けての検査です。
ヒトの子宮内膜が着床できる感受性をもつ期間は、
着床ウィンドウ(着床の窓)と呼ばれています。
この期間は月経周期19日から22日頃とされる。
逆にいうとこの時期を外すと、着床率が下がるということです。
着床ウィンドウのズレがあると、着床不全が起きるという症例が2014年に発表されました。
子宮内膜に着床できる時期には個人差があるとも言われています。
適応として
・反復性着床不全
・高齢で移植できる胚の少ない症例
・内膜の厚さが7ミリ以上だが着床しない方
この検査をすることによって、
その人の着床能の感受性をもつ期間が規定の期間よりも早いのか遅いのか、
ちょうどいいのかを判断できます。
この結果をもとに実際の移植でプロゲステロンの量を調節するなどして
ちょうど着床期間に合うように移植されます。
検査方法は内膜を採取して調べます。
その時に一緒に調べることのできる検査として
・EMMA検査 (子宮内マイクロバイオーム)子宮内常在菌の中から乳酸菌の割合を調べる検査
・ALICE検査 子宮内における炎症性の感染症に関連する菌がいないか調べる
検査
などがあります。
何度やっても陰性になってしまう方には、一度試してみても良い検査です。
不妊治療を受ける皆さまに少しでも良い結果になりますよう、勉強をつづけていきます。
この記事は高齢不妊診療ハンドブックを参考にしています。