東川町の図書館で読んだ本のことです。
東川のプロフェッショナルたち、という本がありました。
東川町在住のカメラマン・飯塚達央さんが、様々な職に就く町内在住の24人を紹介する「東川のプロフェッショナルたち」。
そこには東川から移住してきた人、東川を出て、戻ってきて今活躍している方々をインタビューした本です。
作ろうと思ったきっかけは
「人生の最大の目標はお金を稼ぐことじゃなく、どれだけ充足できるかだと思う。
仕事を通して満たされる、
この本がそんな未来を実現するきっかけになれば」
素敵です。
すぐに読み切れるほどページ数の少ない 多分100ページもなさそう 本なのですが、
人々のバックグラウンドや、
筆者の質問に対しての答えが深かったので、
ここに載せます。
①旭川医科大学のリハビリテーション科
助教 及川欧さん
海外で生まれ育ち、中学の時に日本へ。
その後、医師免許をとり、
被災地支援や、南極昭和基地での経験をしてきました。
その中で、目についた言葉は
「言葉はエネルギーの交換」
というフレーズ。
南極昭和基地では、対話する大切さを学んだと言います。
確かに言葉はエネルギー(気)の交換であると共感しました。
良い気持ちにも、そうじゃない気持ちにもなる。
それは一方的ではなく、交換(循環)するもの。
筆者のインタビューに対する答えも良いなあと思いました。
Q勉強はなぜ必要?
A.勉強は失敗することを知るためにある。
自分がどこまで出来るのか、できないのかを見極めること、
自分の弱点を知ることが大切。
興味を持ったものから始めると良い。
学生のときは「失敗したくない」という気持ちから前に進めないことが多々あったので、
そういう気持ちを抱えている学生さんが、この文章を読んだら元気づけられるなあとほっこりした気持ちになりました。
②カメラマン
飯塚達央さん
飯塚さんは一人旅のすすめについて書いていました。
「中学生の時から旅をしていると、
自分が何者で、何をしたいのか、
何を求めているのかが、1人になるとみえてくる。
ひとりぼっちの不安や孤独を恐れないで、味わってほしい。」
この言葉たちも素敵です。
1人の時間を大切に感じて過ごすことができるようなメッセージです。