面白い!!
モンティ・ライマン著(みすず書房)
皮膚の構造、腸とのつながり、老化、心理的関わり、
思考に及ぼす影響、、
さまざまな視点から皮膚を研究して書いている本です。
その中でもアトピーのことについても書いていました。
表皮というのは
体内の水分が蒸発するのを防いだり
強い力を持つ太陽光線を体内に入れないようにしたり
細菌から守ってくれたりします。
当たり前のように、いつも私たちの肌として
機能してくれている表皮ですが
この表皮のバリア機能が低下した状態が
アトピー性皮膚炎。
最近の研究では湿疹の発生には
フィラグリンというタンパク質の配列を成している
遺伝子が変異していることがわかりました。
フィラグリンは角層のバリアが正しく機能するために
欠かせないタンパク質で、角層を保湿する作用のほか、
死んだ細胞であるケラチノサイトの重なりを
一つにまとめる役割を担っています。
このタンパク質が欠損すると
角層にひび割れが生じてバリアの働きが弱まり、
アレルゲンや微生物が外界から侵入しやすくなったり
水分を保持できずに逃してしまったりするようになります。
2018年のイギリスでの研究によると
冬季はフィラグリン産生量が低下するため
バリア機能が低くなることが
わかったそうです。
悪化する前に保湿剤を塗りましょう、
と指導する皮膚科医もいれば、
自分で保湿する成分を出せる身体になりましょう、
と指導する皮膚科医もいます。
わたしは保湿派です。
仕事やめて1.2年何もしなくていい時期が来たら脱保湿も
挑戦してみたいです。
ちなみにフィラグリンを増やす
化粧品成分も出てきているみたいですね!
(インチンコウエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、
サガラメエキス、デフェリフェリクリシンなど)
そのほか、アトピーとは関係ないですが、
皮膚と体内時計の話では、
「夜食を食べると日焼けのダメージを
受けやすくなる可能性」
が研究の中で明らかになったとか。
体内時計が夜ご飯の時間と勘違いして、
UVから体を守るモードを後にずらしてしまうようです。
日々いろんな研究がされていて、
少しずつわからないことがわかるようになっていくことに
ワクワクします!
NAPA2 9/24 参加者募集中♪
本日はNAPA会議でした。
スムーズに流れが進むように、話し合いをしました。
鍼灸師・鍼灸学生はもちろんのこと、
「気って何?」
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