皆さま こんにちは。
デトックスにも色々な方法があるんだな
と思った高橋です。
ホラーや悲惨な結末、事件や事故を
題材とする映画や小説は避けているので、
予備知識が全くない
桐野夏生さんの小説の冒頭を読み始めて
最初はやめようかと思ったのです。
怖いもの見たさと好奇心、
そして、
自分の中にも確かに存在する
裏の心理が露わにされます!
これは、タイミングが重なれば
自分にも起こりえることだと思うと
どんどん話に引き込まれてしまいました。
本の帯には、
「キリノの毒にしびれてみる」
と書かれています。
ここまでとは、恐れ入りました!
隠しているわけではないけれど、
普段は表には出ないまさかの心理が
「確かに同じことを思っている」
と浮き彫りになるのです。
掘り下げたくはないし、
できれば蓋をしておきたい心理を
誰もが感じているものとして
繊細に代弁してくれます。
とてもではないですが、
誤解を招くので
簡単には人に話せない類の感情です。
それに自分の中でも
ふと、負の感情が現れたとしても
それをすぐに悪いことだと打ち消し、
なかったことにすることもあります。
しかしそれは、
「なかったことにはなっていない」
そう言われているように聞こえます。
正しい判断をしても
裏には相反する感情が必ず存在する
という怖さを知りました。
自分の中に知らない生き物でも
飼っているかのようです。
でもそれも確かに自分の生の感情で
ありますので、
否定するものではなく、
優しくなだめることでもなく、
心身を上手く循環させる要素のひとつである
とみなすのです。
表裏一体、
どちらが裏かわかりません。
毒によって、いい毒出しができました。
思ってはいけない
考えてはいけない
日々、感情を狭めたり、
縛ってはいないだろうかとも
考えます。
1日に数えきれないほどの感情が
芽生えます。
それを、
善悪、白黒、明暗、裏表で
分け隔てずに、
どれも毒ではないのだと
思うことことが
完全なるデトックスなのでしょう。
目指してみたいです!
高橋千香子
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