宮古島診療最終日です。
患者様は、もともと本州に住んでいましたが、
息子さんのアレルギーを治したい!
という一心で、宮古島に来ました。
そしてなんと、宮古島に来ると
アトピーはかなり良くなったそうで
最初は喜んでいましたが、
後に小学校1年生だった息子さんは
学校でアトピーのことでいじめに遭います。
そこから、不登校。
そこでお母さんは、息子さんと向き合うために一時仕事をやめ、
とことん向き合いました。
食事も偏食で、沖縄のご飯が口に合わず、マンゴーだけしか食べられないこともあり、
「あのときはマンゴーで身体ができていたね」
と笑うお母さんでしたが、
その苦労は半端なかったはず。
息子さんが楽になるようになることはなにかな?と思いながら、
少しでも楽になりそうなら、与える。
そして、お母さん自身も胃腸が弱くて動けないくらい辛いこともあるので、
プハンを家に置いてました。
プハンを買った時から、息子さんと一緒にプハンをするのが日課だそうです。
(ほぼ毎日するのに、赤く跡が残るそう。)
そうやって、向き合い続けているうちに、
学校にも行けるようになり、
運動が自分には合ってると息子さん自らわかるようになると、サッカーをはじめたり、
散歩も好きで、よくしているようです。
最初マンゴーしか食べれなかったのが、徐々に他のものも食べられるようになり、
お菓子が大好きでしたが、
お菓子を食べたら悪化することがわかって、
いまはほとんどやめたそうです。
どういうところに気をつけながら接してましたか?と聞くと、
根気強く息子さんが何が欲しいかをみて与えて、
息子さんの反応をじっと待つ。
小さな不調があればすぐに話を聞く。
そういうことを、気をつけていたと仰っていました。
今回親子が行った転地療法。
転地療法とは、
住み慣れた土地を離れて別な環境に身を置き療養することです。
院長も長いこと体調が不良になったときにクック島に行ったら良くなったというのを聞きました。
南の島は、アトピー的にも転地療法のばとして、とても良い場所だなあと感じます。
自然の中にいるだけでよ気持ちが良いし、
木々を渡る風の音を聞いたり、うちよせる波の音を耳にするだけで心が休まります。
海に入ると、息子のアトピーの治りがはやい。
そんなことも仰っていました。
太陽の光、おいしい空気も体を元気に、自然治癒力を高めてくれます!
すぐに転地療法ができない人は、
行ったことのないところに行くのも
新鮮な景色に、脳が活性化されおすすめです✨