ここ数年前からCDと共に
アナログレコード盤を発売する
アーティストさんが多いですよね!
レコードプレーヤーもとても売れているようです。
「どうしてまたレコードに戻るのだろう?」
と最初は疑問を持ちました。
アナログのレトロ感がかっこいいとか、
針を落とすことや静かに音楽を聴くことに
価値を見出したことなのだろうか?
でも、持ち運びや取り扱いに気を遣いますし、場所も取りますし、好きな曲をリピートするなどあまり自由には聴けないわけですからね。
その後、レコードにはCDでは聴けない音があるということを聞きましたが、
それは、雑音ということなのだろうか?
と思うほど、完全に私はアナログ盤に対して
かなり低レベルの評価をしていました。
皮膚は心を持っていた!山口創 著
によりますと、
その本当の意味は、
CDなどのデジタル化された音楽では、
耳で聴こえる可聴領域以外の周波数は
すべてカットされているということだったのです。
耳で聴こえない音は、
いったいどこで何を知覚するのかというと、
皮膚と骨(耳たぶの後ろの乳様突起)で
振動と低周波と超音波を受容しているというのです。
明らかに生のライブで聴く音楽は、
ダイレクトに身体全身で聴いていると感じますし、
パソコンやスマホで聴く音楽は平坦に聴こえるものです。
レコードには、身体で感じる音があるというのですね。
考えてみますと、音よりも先に気配や空気感を察知することも多いですよね。
音楽が始まる前の静寂、
始まる瞬間の音の重なり、
歌い始める前のブレス、
終わった後の余韻、
音と同じくらい心に響きます。
こんなことを思い起こすと
ライブにも行きたくなりますが、
レコードももう一度聴いてみる価値が
ありそうです。
針のチリチリという音も、なかなかいいものですよね。
CDに慣れてしまった耳に、多くの発見をさせられるかもしれません。
無性に聴きたくなりました!
高橋千香子
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