人から褒められたり、認めてもらえると、
努力が報われた、
自分の向かっている方向に確信が持てた、
新たな気づき、発見が見えた、
と、励みや自信になり、
嬉しいものですよね!
褒められると脳内では、
「報酬系」というネットワークが活性化し、
「元気」「やる気」の源泉「ドーパミン」が
放出されます。
さらにもっと褒められたいと試みますので、
スキルが磨かれたり、
学習効率を高められたり、
新たな分野に挑戦できたり、
エネルギーが増幅していくことになります。
そして反対に、
褒めた側にも同じような変化が生じるのです!
意識して人を褒めるという行動で
大脳新皮質の前頭前野が働き、
褒めた相手が喜んだり、
やる気を出した状態を見て、
自分の行動の成果として実感されます。
すると、褒められた側と同じように
「ドーパミン」が放出されるのです。
人が喜ぶ姿を見ることは、
自分のことよりも嬉しいものですよね!
そして、自分もそうなれるのではないかと
色々と想像することになるので、
お互いを高め合うことにもなるのでしょう。
こうして信頼関係ができると
「好意の返報性」いわれる
自分が受け取ったものを
相手にも返したいという
心の働きが表れ、
相手の素晴らしいと思うところを褒めたくなるのです!
「報酬系」のネットワークが
よりつながりやすくなっていきます!
せっかく褒めて下さったのだから
素直に受け取った方が
相手のためにも良いのですね。
相手の良いところ、自分の良いところも
見つけられる習慣が身につくと
安定した自尊感情が育まれることでしょうね。
人ばかりではなく、物や起きた出来事についても、
良い側面を見られるような視野が広がるとも考えられます。
相手や周りの人に過剰に依存するような
承認欲求は必要以上に持たないことの大切さも同時に感じました。
昨日の夜は、
加代さん、高石さん、向さんとスペイン料理を堪能しながら、
「褒め方にも個性が出る」
という話しをしました。
直接的に褒める
深く掘り下げて褒める
表情や傾聴で表す
質問を交える
興味を持つ
間を空ける
などなど。
その方を大切に思う気持ちから素直に表れるものですので、どれでも良いのでしょう。
褒めることによる脳の働きについては、
公益社団法人 日本アロマ環境協会
機関誌「AEAJ」から抜粋致しました。
高橋千香子
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