皆さま こんにちは。
美味しいものは
ゆっくりと味わって余韻も楽しみたい
と思う高橋です。
先日胃腸に痛みが出たり、
食べているときに思い切り舌を噛んだので、
早食い、ながら食いを改めて反省しました。
ひとつのことに集中していないなと
思うそんなとき、
小池龍之介さんの著書
「考えない練習」
をいつも思い出します。
人間は放っておくと、
脳の勝手な刺激への暴走に
振り回されている
と言います。
四六時中考えごとをするのは、
人間としての立派な特質ではありますが、
ひとつのことに集中して考えるとき以外は、
煩悩の欲による衝動的な思考が
絶えず繰り返されていることが多いのです。
「飽き」と言っても良いのですが、
この情報はもういい。
ずっと同じだなぁ。
と思うと、脳の暴走が始まります。
前向きな思考なら良いですが、
ネガティブな感情が浮かんでしまうと、
脳はいつも刺激を求めていますので、
どんどん雪だるま方式に
考えを膨らませてしまいます。
起きてもいない現実を
グルグルと考えて、
刺激を増幅していくのです。
できれば、ポジティブな発想を
どんどん展開させたいものですけれど、
だいたいは、ネガティブなことを膨らませて
しまうものです。
それなら考えない方が良いのです。
脳の暴走を抑えるには、
もう飽きて慣れてしまった
ひとつひとつの行動、動作を
今一度きちんと認知しながら行うこと
なのだそうです。
食べることに関しては、
食べ物が口の中に入ってきたら、
噛むことや味や触感に集中するのです。
噛むと食べ物がだんだんバラバラになり、
次に舌が動き出すのですが、
この舌の動きが尋常ではないことに気がつきます!
無意識下に舌がこれほど巧みに動いていたとは
考えてもみないことでした。
食べることは、噛むことより、
舌の咀嚼の比率の方が断然多いのです。
とても素早いですし、
びっくりするほどさまざまな形に変形できます。
舌の運動神経に感服してしまうのです。
それなのに歯で噛んでしまうのは、
かなりの早食いということになります。
口の中も消化器ですから、
咀嚼が不充分のままですと
胃腸に負担をかけます。
ゆっくり食べることも大事なのですが、
口の中で歯や舌がどんな動きをしているのかを
認知することが良いそうです。
今、食べ物を食べいる
ということに集中するということです。
食べながら、食べること以外のことを
考えている方が長いのではないでしょうか。
これはダイエットにもいい効果があるそうです。
時間の余裕のあるときは試してみて下さい。
例えば、私はお菓子を食べるときに
この舌の動きに注目してみたのですが、
食事のときと比べると
ほとんど動かす必要がないうちに
飲み込んでしまうことに気がつきました。
すぐ口の中からなくなる、
もっと食べたい。
という図式に陥りやすいのです。
「食べた」という実感を味わう、
今この瞬間を感じる、
ことがネガティブな感情の雪だるまを
つくらないコツです!
先日2階のアロマルームで
初めてアロマトリートメントを
受けて下さったお客様は、
「あっという間に終わってしまいました」
とおっしゃいました。
もったいないから眠らないようにしている
という方も多いのですが、
ひとつのことに集中する心地良さ、
余計なことを考えない時間とは、
格別な開放感と未来への活力に
なるものと思います。
日常にもっと味わえるものがあることを
知らないままでいるというのは、
本当に人生がもったいないものに
なってしまうのかもしれません。
一旦考えたら手放して、
今この瞬間を実感したいものです。
高橋千香子
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