皆さま こんにちは。
初めて春採湖を一周した高橋です!
静かに湖面に浮かぶ睡蓮の凛とした姿を
しばし眺めました。
蓮も好きな花のひとつですが、
睡蓮の冷静かつ慎ましやかな存在感にも
惹かれるものがあります。
蓮と睡蓮は似ているのですが、
全く違う品種なのだそうです。
どちらも、幻想的な雰囲気があります。
さて本日は、
アロマトリートメントの施術中に
ふと感じたことをお話ししたいと思います。
アロマトリートメントは、
お客様のお身体に直接触れるという
特殊な施術と言えます。
おひとりおひとりのお身体は、
唯一無二のものであり、
その方に合わせた施術を
行うことになります。
筋肉のコリやこわばりを軽くしたり、
温めて血行を促したり、
適度な刺激を与えて組織を活性化させたりなどの
手技はたくさんありますし、
その方に合わせた組み合わせや
圧加減を行います。
同じ方でもその日によって
疲労感の度合いや部位、
要因(肉体的なものか、精神的なものかなど)で
お身体には違いがあります。
トリートメントのひとつひとつも
唯一無二のものとなります。
お身体に触れさせて頂くことに対して
貴重で特別なことと肝に命じる思いで
日々努めております。
そして日々様々な気づきも
頂くことになります。
先日は、
お客様のお身体と私の手との接面に
いつも以上の重要さを感じました。
主訴に対して的確な手技を施すことを
目的とするのはもちろんなのですが、
その前に人間同士としての
つながり、
交流、
コミュニケーション、
自己と他者の相互の確立、
といった他者との揺れ動く距離を
感じとることにより、
改めて自己をさらによく知ることが
できる時間なのだろうと感じました。
と申しますのも、
アロマトリートメントの
目的のひとつには、
自分の境界線を確立することも
挙げられるのです。
疲れすぎて体力が消耗していたり、
大きなストレスや悩み事を抱えていたり、
過去の癒されていない出来事が残されていたり、
自分の気持ちが把握できないとき、
このような心身の不安定なときは、
自分の境界線があやふやになっていると言います。
他人の言葉がとても気になりすぎたり、
言いなりになってしまったり、
逆に境界線を張りすぎると
物事を受け入れることが難しくなったり、
攻撃的になることもあります。
自分に合った立ち位置、テリトリーを
一点に定めるというわけではなく、
範囲というものを把握していると
その中で臨機応変に対応したり、
居心地が悪いと感じたら、
境界線があやふやになっていないか
気づくことができますよね。
アロマトリートメントは、
まさにお身体の境界線である肌を通し、
他者からの距離感によって
自己の境界線を把握することになります。
境界線がはっきりとすることで、
安心感を得られ、
自己を尊重することにつながり、
相手との適度な居心地よい距離を
知ることになります。
いつもの自分に戻れたり、
新しい可能性が広がることにも
なるのでしょう。
そしてそれも、
誰かに求めるものではないですし、
誰も踏み込むことはできないことなので、
まずは、自分の今の境界線を知ることがとても大事なように思います。
人それぞれに丁度良い境界線があり、
変化もしていくものなのでしょう。
アロマトリートメントによる
相手との接点・接面・境界線の確立と
心からの居心地の良さについて
どこまでも追及してみたいと
感じました。
高橋千香子
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