皆さま こんにちは!
人生は一曲の音楽のようなものかもしれない
と思う高橋です。
スメタナ作曲
連作交響詩「わが祖国」より
第2曲「モルダウ」
とても有名な曲ですが、
中学で習ってからというもの
とても大好きな曲です!
当時は「モルダウ」(ドイツ語)表記で習いました。
オーストリア統治下であった頃のチェコは、
チェコ語の原曲名「ブルタバ」が
使えなかったのです。
本当は、チェコの中心を流れる
ブルタバという川の曲なのです。
現在の教科書では、
「ブルタバ」表記のようですよ。
2つの源流が合流して、
少しずつ大きく川幅を増していく様子を描いた曲の序盤は、
期待と不安の揺れ動く心の微妙なひだを
表しているかのようです。
川は森に入り、
狩猟をする人々の傍らを抜け、
農民達による結婚式のお祝いの踊りを見届け、
夜は、月の光や妖精の舞を映し出します。
その穏やかさは急に一変し、
激しい轟きを鳴らしながら荒れ狂いだします。
しばらくすると一気に視界が開け、
悠然とおおらかに街の中を流れ、
また人々と共存します。
チェコの雄大な自然と景観を映し出し、
時代と時間の移り変わりを感じさせる
曲なのです。
終盤での壮大で優雅な川の流れに全身が包み込まれるような感覚になります!
川自体が、
人生を表しているようでもありますし、
川が、
移り変わる人々の生活を見守ってくれている
とも言えます。
ヴィヴァーチェ・アレグロ・モデラート・
アンダンテ・アダージョ・レント‥‥
楽譜には多くのテンポ表記がありますが、
自分自身は今、どんなテンポを刻むのが
丁度良いのか、心地よいのかと
周りと自分の調和を合わせる余裕を
持ちたいものだなとも考えます。
1日の中では、
交感神経と副交感神経のバランスを
整えること、
女性なら月経周期による女性ホルモンの
働きに合わせること、
みんなで活動的に楽しむときと
じっくり物事に集中するときの
切り替えや
年齢や人生の節目で
変えていく必要もありますので、
わたしたちは、
日、月、年単位で色々なテンポを
待ち合わせているようなものですよね。
作曲家や指揮者になったつもりで
心と身体の調和をはかり、
自分の音楽を奏でてみたいと思います。
前々回のブログにて
膝にかすり傷をつくったことを
お話しておりましたけれど、
そのため私は2〜3日は
ゆっくりと行動していました。
最初はとてももどかしいことでしたが、
そのうちこのテンポが自分の心身に
無理なく穏やかなことにも
気がつきました。
まさに怪我の功名なのでしょう。
年齢のことも含まれるのでしょうが、
ちょっとセカセカしているのでは?
テンポ落として!
という指揮者からの指示のような
気がします。
そしてお陰さまで、
皆さまと共有させて頂いたことで、
随分と良くなりました!
傷のことはほとんど忘れてしまうほどです。
傷からはもう何も伝えることが
なくなったのでしょう。
無事に成仏されたようですね。
皆さまも痛みを抱え込まず、
周りの人と共有して、
すぐに癒してしまって下さいね。
きっと良いメッセージも残してくれる
そんな気がします。
高橋千香子
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