皆さま こんにちは。
昨日は
HIV予防啓発とケニア医療支援活動を
20年継続された
「『イルファー釧路』師走講演会」
を拝聴させて頂きました。
HIV/エイズ感染を通し、
感染者への偏見や差別、
感染病そのものの理解や
医療体制の変化、
感染予防の新たな知識など
移り変わるウィルスの変化や医療対策が
広く認知されていない
という印象を受けました。
世間一般に一度広まった認識には
新しい情報がなかなか上書きされないことは
本当にたくさんありますよね。
最初の印象というは
それだけ衝撃が大きなものです。
個人が相違した認識を持つことになります。
新たな情報を伝えても
受け入れてもらえないこともあります。
それが差別や偏見につながると思うと
悲しいことです。
誰もが自分を守ったり、
正しいという思いからの行動なのです。
そして、HIVは、
サハラ砂漠以南のアフリカ地域の
貧困状況にも大きく絡んでいます。
統治制度の弱さから
世界で最も貧しい地域と言われています。
どの国も紛争を経験し、
経済成長が遅れ、
医療ケアの対策がされていません。
子供がとても多く、
栄養失調や飢餓に苦しみ、
母子感染でのHIV感染者も
最も多いのです。
そこには、
女性と子供への差別も
明らかに見てとれます。
病気や感染以前に
さまざまな偏見や差別をする見方が
人間の根底にはあるのかもしれません。
恐れや不安から起こることですから
生きていくためには
大切な防御反応ではあります。
日本では薬局や病院に
すぐにかかることができると思うと
同じ地球の人間同士の話とは思えません。
世界の広さと文化や民族性の違いは
計り知れないものです。
全ての立場の違う者同士がわかり合うことは難しいのかもしれませんが、
そこに一方的に差別と偏見を持つのは
大きな危険がはらんでいるように
感じられました。
このような背景が
感染者が増えたり、二次被害を受けることとなるひとつの要素にも思えます。
いつでも医療ケアを
受けられる環境にあること
今日も無事に過ごせたこと
それだけで幸せであるということに
感謝も湧いてきました。
宮城島先生
須藤院長
ご講話ありがとうございました。
そして
世界平和を目指す
多くの医療関係者の方々の
活動を知り、
「イルファー釧路」が
一度終止符を打っても想いは果てなく、
受け継がれていく熱いメッセージが
伝わりました。
高橋千香子
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