皆さま こんにちは。
精油ブレンドの奥深さを知る高橋です。
昨日初めてアロマ&鍼灸を受けて頂いたお客様は、
リラックスしたいというご希望があり、
色々と精油を嗅いで頂き、
フランキンセンス
クロモジ
グレープフルーツ
の3つをお選びになりました。
「この3つのブレンドもとても良いので
このまま使うこともできますけれど、
まだ足してもいいですよ」
とお声かけすると、
ネロリを追加で選択されました。
「この1滴でもすごく変わりますよ」
とお伝えして嗅いで頂くと、
お客様の表情がパッと変化されました!
私も確認してみると、
予想以上の大変化を遂げていて
別の新しい香りになっていました!
ネロリなどのブレンドの主役になる香りは
だいたいは先に選択し、
それを引き立てたり、補香するように
ブレンドを考えることが多いのですが、
逆からベースに辿り着く方法が
とても新鮮で新しい香りが生まれることを
知りました。
それは本当に身体に染み入るような
いい香りでした!
またその数日前のことですが、
施術以外で精油ブレンドを
作る機会がありました。
施術前ですと、
お客様のご希望やお身体の症状に合わせて
ブレンドをしますが、
香りとしてのブレンドという意味合いを
含んでおりましたので、
「よし、いい香りを作ろう」
と意気込みすぎてしまい、
香り立ちのノートや系統、成分の重複などを
考えてしまうと
思い描く「いい香り」とは
どんどんかけ離れしまいました。
あんずの種にある数多い精油から
コンセプトがないままブレンドをするのは
至難の業なのです。
そこでテーマを作って、
自分なりにそのテーマについての
印象やイメージを固めてから
香りとして表現する気持ちで挑んでみたところ、
精油を闇雲に嗅ぐことなく、
限定されていきました!
嗅ぎすると鼻が効かなくなるので
時間勝負なのです!
頭の中の香りのイメージに合わせるので、
いい香りというよりも
雰囲気に合っているかどうかが
主体となりました。
このような精油選択も
初めての試みでしたので、
ブレンドの視点が広がり、
アートな表現者にでもなったような気分になり
とても楽しい作業でした!
精油に振り回されてもいけないし、
いい香りを作ろうというおこがましさも
ほどほどにということも知りました。
香りと人間のお互いが邪魔をし合わない、
いつの間にか自然にそこに存在していたことを
一瞬気づかせてくれるような香りもあると
感じました。
記憶や経験のないことはイメージできない
ということもわかりました。
他のテーマでも作ってみたいです。
自分の表面的な気持ちと違うことが
出るような気がします。
高橋千香子
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