「嫉妬心」は、ネガティブな感情なのでしょうか。
先日、20代前半のお若い方とお話しをして考えました。
そんな風に思っていけない、と思いつつも、自分より優れていると思う方や憧れの人に対して、
「羨ましい」
「どうせ私にはできない」
「どうしていつもあの人は上手く行くのだろう」
という感情が芽生えてくるときがあるものです。
さらには、その人が興味のあるものや人に対してまでも嫌悪感や攻撃的な感情を持ってしまうことだってあり得ます。
そんな自分の器の小ささに辟易して、その感情を抑え込もうと考えますが、
「もう見たくない、でもやっぱり気になってしまう」
そんなエンドレスなループがまたネガティブ感情にさらに輪をかけているのでしょうね。
私も若い頃はよく嫉妬心を持ちましたし、対象や形を変えながらも数年前までは結構あったのではないかと思います。
現在今だって、思いがけずひょっこり顔を出してくるものです。
しかし、嫉妬心が生まれる元は、自分にとっての
目標
夢
好きなこと
本当はやってみたいこと
などがその人を通して具現化され、明確になったことに対しての思いなのですよね。
興味のないことには、待ち合わせない感情です。
「いいなぁ」という気持ちから、今それを達成していない自分と比べて、苦しみの感情として変わるという
どうしても切っても切れない表裏一体の感情なのではないかと思うのです。
感情は見方によっては、ポジティブにもネガティブにもなる、そんな気がします。
また、嫉妬心は、全く手の届かないものや人には起こらないもので、
ちょっと頑張ればできそうなことだからこそ、悶々としてしまうのですよね。
お若い方のお悩みは、人間として当たり前の葛藤が素直に表れていて、
「かけがえのないもの」
「懐かしい感情」
として私には、眩しく、輝かしく映りました。
それも、また嫉妬なのかもしれませんね。
ネガティブな感情は、できれば誰にも知られたくはありませんが、
ちょっと風通しを良くしてみるとポジティブに見えたりするものです。
たまには、人に話してみたり、自分から少し離れて対話してみるのもいいかと思いました。
高橋千香子
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