高石さんへ
9月11日まで釧路美術館で開催している
「ミニチュアライフ展
〜田中達也 見立ての世界〜」
をできたら観に行ってきてほしいです!
高橋より
明日は高石さんがお休みなので恐縮なのですが、この場をお借りしてご連絡させて頂きました。
なにしろ展示室に飾られている一作品目を観た瞬間に
早急に高石さんに報告しなければならない重要案件だと反射的に思ったのです。
「今度の美術館の展示会絶対いいよ!」
と知り合いから聞いていたのですが、
早速行ってみるとこれが予想を遥かに超える楽しさでした!
子供の頃はよく、
雲が綿あめだったらなぁとか
お菓子の家が本当にあったらいいのに
(私の場合はほとんど食べ物だった)
など、
物や風景や野菜などを
他の物に喩えたり、見立てたりして
空想するものですが、
大人になると想像力が萎縮してきますし、
綿あめもさほど食べたいと思わなくなります。
そのような初めて物を見たり触れたりした子供のような発想で、
ノートやホッチキスの芯をビルに、
水色の表紙のリングメモ帳をプールに、
コッペパンを新幹線に、
食器スポンジをテニスコートに、
キッチン用品を遊園地にと
(これ以上はこれからご覧になる方のお楽しみが半減するので書けませんが)
見立てたミニチュアを作り、写真撮影された
田中達也さんの作品の数々に時間を忘れてしまいました。
子供の頃の初々しさも忘れたくはないものですが、
私はこの方の発想力、創造性は、
やはりプロの写真家としての肉眼と
ファインダーを通した目線の両方を
兼ね備えている上の技術でもあると感じるのです。
実物のミニチュアも何点か展示されていて、
こちらももちろん巧妙で見応えがあるのですが、
写真上のミニチュアでは、物の質感が強調され、影の向きが計算され、
人の動きの躍動感や雰囲気がグッと
迫ってきて今にも動き出しそうにリアルなのです。
写真の中でミニチュアの世界観が創り上げられて完成されているのです!
この点は、カメラに詳しい高石さんの
解説を是非是非聞いてみたいところなのです!
そして更に私がツボったところは、
ひとつひとつの写真の題名です。
これ以上ないというほど絶妙に
ユーモアとシュールさ満載につけられているので、毎回笑いをこらえるのが大変でした!
たぶん私は高石さんと一緒に観に行ったら、
声が大きくなってしまって、
周りからの冷ややかな視線と
施設の方からやんわりと注意喚起を頂くことになると予想します。
もっと細かいところまで見たいので
もう一度行きたいのですが、
またひとりで行くべきだと思っています。
そして最後のお楽しみのミュージアムショップへと続きますが、
こちらへも興奮の熱を帯びたままで突入するのはちょっと危険な行為です。
私は厳選なる審査を経て、
4枚のポストカードを購入しました!
一番上のポストカードは、
ミントアイスを地球に見立てた
「地球は甘かった」です!
これにもツボりました!
甘かったんですね!
良かった。安心です。平和です。
皆さまも是非ご覧になって下さいね、
時間が巻き戻って子供心を思い出します。
高橋千香子
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