皆さま、こんにちは。
あんずの種の高橋です。
まだ寒さ厳しく、雪も積もりましたが、
日の傾きと明るさから
春の兆しを感じさせますね。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今週はお客さま方々と
蕎麦、ラーメン、カレー、ケーキ、
そして、焼酎ののま茶割り
(絶品らしいです!是非お試しを!)
などの話をしましたので、
まずは早速、蕎麦から実食しました!
年越し蕎麦も頂いたところなのですが、
どうしてもまた蕎麦を食べたいという理由のひとつが
蕎麦の美味しい食べ方を知ったからなのです。
蕎麦は麺とつゆと薬味と
とてもシンプルな構成で成り立ちますが、
麺だけでも硬さ、色、太さ、コシ、蕎麦粉の割合、
つゆでは、甘め、濃いめ、出汁の種類、
食べ方にも、すすり方、つゆのつけ方など、
好みはさまざま多岐に渡りますよね。
私はそれほど好みに偏りはありませんし、
蕎麦は年に数えるほどしか食べませんが、
東家さんの蕎麦にしっかりと舌が慣れた釧路人です。
そして麺類なんでもつゆにあまりつけない食べ方をしますが、
これがなかなか難しいもので、
塩梅良くスマートに麺を頂きたいという
思いが常々あったところに、
去年の冬、
江戸風俗研究家の杉浦日向子さんの
蕎麦の食べ方を知ったものですから
年越し蕎麦を食べるのが
それは楽しみでなりませんでした。
それは実際に、今まで食べてきた蕎麦の
何十倍も美味しく感じられるものなのです!
年越しにはまさにピッタリだったのです!
箸で2、3本の麺を取り、
一度持ち上げて、
麺の先を見定める。
箸を下ろして、見定めた先を狙って
さらに箸で挟んで持ち上げる。
(そうすると、麺がまとまります。
腕を必要以上に上げなくて済みます。)
つゆにつけて、一回ですすって頬張る
こんな手順です。
つゆをお好みでつけられるのと、
一気に口の中に収まることで、
蕎麦の風味と香りが口と鼻いっぱいに充満するのです。
慣れてくると1回5、6本くらい食べられるようになります。
それはお好みで調整すると良いでしょうけれど、
時間に余裕のあるとき、ひとりで食べるときが向いている食べ方だとは思います。
蟹のように話すタイミングを失います。
好きな食べ物は蕎麦と
答えられるほど
蕎麦の美味しさに目覚めたわけなのですが、
どんな食べ物も
本来このようにゆっくり味わうものだ
という考えにも至りました。
その食べ物の本来の味わいを堪能しないまま
食してしまうのはとても勿体無いことです。
時間があるときは、
食べることに集中しようと思います。
きちんと味わおう思います。
幸せをいっぱい噛み締めよう
そう思いました。
今回は久しぶりに竹老園さんへ行きました。
音楽がかかっていないことに気がつきました。
雪が散らつく中、静かなところに身を置き、
自分のテンポを取り戻すような感覚が
とても居心地良かったです。
こちらは
釧路出身の原田カーナさんの
ボールペンイラストです。
かわいくて、風情もありますよね!
高橋千香子
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