先週月曜日に
「化粧品カウンセリング勉強会」が
行われました。
つまるところは、
肌の状態を安定させたい
肌の悩みを減らしたい
今よりもっといい状態にしたい
そういった思いから化粧品を選ぶものですよね。
それにはまず初めに、今お使いの
「クレンジング剤」を
見直すことが先決ということで、
クレンジング剤についての知識を深める
とても有意義な勉強会となりました。
夜はお顔のメイク、汗、皮脂、汚れなどを
スッキリ、さっぱりと洗い流すと
とても気持ちのよいものなのですが、
それが慣れて行きすぎてしまい、
より洗浄力の強いものを
求めがちになることもあります。
スッキリ落とした方がその後につける
化粧水やクリームがどんどん浸透して
潤っていく。
そんなイメージもしてしまいます。
実際に私は
クレンジングオイルや
クレンジングジェルが
とても手軽に落とせてさっぱりするので
使っていました。
しかし今思い起こせば、
その割に小鼻の毛穴が詰まって黒ずんだり、
吹き出物が出ては消えるということを
何度も繰り返していました。
その悩みを解決するにあたり、
クレンジング剤を変えるということは
全く考えませんでした。
毛穴の詰まりや吹き出物は、
汚れが溜まっているのだから
クレンジングできちんと落とさなければならないと思っていたからです。
でも全体的には乾燥肌なので、
「きちんと落とした後は、保湿力のあるもので補う」
という勝手な思い込みの自論のもとで
化粧品を選んだり、
勧められるがままに使っていました。
40代になってから、
吹き出物は出なくなりましたが、
乾燥が進んで、
ぬるま湯でも肌がピリピリと刺激を受けるようになりました。
肌は弱い方ではなく、
ここまで敏感になったことは初めてのことでしたので、
これはなんとかしなければと
相談したり、本を読んだりしたところ
クレンジングの見直しが
美肌には不可欠であり、近道だと知りました。
あんずの種に入って初めて
「バイオラブのミルククレンジング」
を使ったのですが、
初めは、これでメイクや汚れが落ちているのか、とても不安になりました。
ダブル洗顔が嫌いなのですが、
肌がしっとりとしているので、
した方がよい気がしてしまいました。
しかし折角見直しをしているのに
それをしては本末転倒です。
この状態で化粧水をのせて浸透する気がしないままに使い続けました。
そうすると、肌のピリピリすることもなくなり、
毛穴の黒ずみも気にならなくなりました。
スッキリ、さっぱりが慣れてしまうと、
それがひとつの基準、標準となるので
他のものに変えると、
最初は不安や不快に感じるのです。
変えても似たようなものを選びがちになります。
使い心地や手軽さや思い込み、
化粧品選びには長年の固定観念がついています。
クレンジングは、
特に色んなタイプのものがあり、
使い方もさまざまです。
きちんとその商品の使い方を守らなければ
いい商品を使っても
逆に負担をかけてしまうこともあります。
ミルククレンジングは、
オイルやジェルに比べて
すべりや伸びが足りない感じがします。
ですので、指に力を入れてしまいそうになります。
それでは摩擦が起こり、
お肌を炎症させたり、
シミ、シワの原因になったりしますので、
きちんと適量を確認して使うことが大事です。
逆に力を入れると、
クレンジング剤が固まってきて、
お肌になじみにくくなります。
そもそもなぜ伸びにくいのかと申しますと、
界面活性剤の量が違うからなのです。
界面活性剤は、
水と油を混ぜ合わせる物質ですが、
洗剤、柔軟剤、シャンプー、リンス、トリートメント
などにも入っていて、
日常生活にはとても便利なものです。
もちろん化粧品にも使われていますが、
界面活性剤が多く使われていると
洗浄力が強く、
本来お肌に残すべき天然保湿因子をも
取り除く可能性があります。
お肌あたりが軽く、ツルツルと滑りがよいのと、
洗い上がりがさっぱりするのは、
界面活性剤の働きによるものでもあります。
本来のお肌に存在する保湿力が失われると、
表皮が薄くなり、化粧品やお湯がしみるようになりますし、
もっとお肌を保護しようと皮脂を分泌して
毛穴が目立ってきたりもします。
化粧品は、使い心地もとても重要なのですが、
どのような種類、成分なのかを
知ることも美肌への道となります。
クレンジング剤の中でも
クレンジングシートがいちばん界面活性剤が
多く含有されています。
手軽なものにはそのわけがあるものです。
クレンジングは、
取り除くというよりも
自分の本来の肌の状態に戻して、
それを知るものと
考えた方がいいですね。
高橋千香子
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