さて台風シーズンに突入してますが、
台風のいいところってどこだど思う?
大きな風が吹けば、大気の塵は吹き飛ばれて空気が澄み渡る。
「台風一過の青空」なんて言われるものだ。
宮古島で知ったのは、台風が来ないと海水温が上昇し過ぎて
珊瑚が死滅するということ。
これは困るよね。回復には時間がかかるからね。
ものごとには、表裏一体の原則がある。
いいことも悪いことになるし、
悪いこともいいことになる。
密教的には邪正一如というらしい。
川の氾濫は困るけど、
それによってナイル川流域には肥沃な土が運ばれ
文明が起きたとも言われように。
世の中、完全に正邪を分けるのは難しい。
「自然を征服する」という思想に対し、
日本では、
「自然と共に生きる」という地球に優しい思想がもともとあった。
あらためてSDGsなどと言うこともない。
下痢・発熱も自然な反応。
悪いものは早く排出し、
平熱で退治できないものは熱をあげて退治する。
それを下痢止めや解熱剤で止めすぎないのがいい。
ウイルスにも役割や意味があるのだろか?
僕はあると思う。
それは何かと考えることが学びの始まりだ。
もしかしたら哲学的答えになることもある。
だから楽しいね。
一見、悪いことと感じるものの
意味を考える。
そんなことをゲーム感覚で楽しむに限る。
風が吹けば、空も海も浄化される。
そして桶屋も儲かる。
人生万事塞翁が馬だ。

須藤 隆昭

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