こんにちは!
お休みを使ってカヌーに行こうと考えている高石です!
友人に興味深い本を紹介してもらいました。
その名も「疲労とはなにか」 (ブルーバックス文庫 近藤一博著)
まずこの本を読んで驚いたのは
疲労と疲労感は全く違う意味で使われていたということ!
疲労→体の障害や機能低下
疲労感→疲れたという感覚。休みたいという気持ち。
なんということでしょう。
CMとか見てても確かに「疲労感を和らげる」と言っている。
誰も疲労をなくすとは言っていない。
休みたい。という気持ちは誰にでも訪れることは全人類が
知っていると思いますが、
酵母でさえも疲れると休むそうです。
そんな小さな世界から?!
もう少し詳しくいうと、
疲労感→炎症が起きた時に細胞から分泌されるタンパク質
炎症性サイトカインが脳に伝わって生じる感覚
疲労→細胞の停止・細胞死
なのですが、
ここからさらに面白かったのは
世の中に出回っているほぼ全ての疲労回復系の商品は
「疲労感」を軽減するためのものであること
「疲労」を軽減するものもあるけど
「疲労感」には作用しないから、疲労が少なくなったと感じづらく
日の目を見ない栄養成分が多々あること
私はこれまで疲労と疲労感をごちゃごちゃにしていたので
びっくりでした!
この本にはエナジードリンクの疲労感軽減について書かれてもいました。
エナジードリンク、やはり恐ろしいやつでした。
カフェイン自体の量は微量で、他のカフェイン飲料よりは少ないこと
よくビタミンCとか、美容で聞く「抗酸化作用」の成分がたくさん入っているそうです。
この抗酸化成分が、炎症性サイトカインを抑制します。
なのでなんか元気になって、なんか徹夜できちゃうわけです。
でも恐ろしいのはここから。
炎症性サイトカインが抑制されるということは、
「疲労感」が抑制され、なかったことになります。
ですが、他の体の組織(心臓、筋など)は疲労した時と同じことが起こっているのです。
疲労感が抑制されるので、脳は疲れていないと判断し、
身体を休ませるシグナルを出さないようになります。
それでも身体は疲労し続け、
その結果、組織障害や、突然死に繋がるのです。
元気の前借り、命の前借りと言われているエナジードリンク。
乱用は危険です!!
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