8月末に釜山2泊3日の弾丸ツアーに行ってきました。
千歳空港から2時間半で着きます。ここでは韓医学の治療院・病院を見学・体験し、韓国伝統薬膳料理やお茶を堪能してきました。
そしてここには、伝統医療を誇りを持って大事にする文化がありました。
それには、韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(2003年)や『ホジュン』(1999年 視聴率60%)も影響したようでした。
作中では、脈を診て身体の不調を読み解き、鍼や灸、薬草で人々を救う姿が非常にドラマチックに描かれています。韓国ではこれらのヒット作をきっかけに、伝統医学(韓医学)への信頼や関心が一段と高まり、6年制大学の韓医学部受験が過熱(ソウル大学より難しい)するほどの社会的ブームが巻き起こりました。現在でも、韓医院は健康保険も適用でき、市民にとってごく身近な医療の選択肢として親しまれています。
またドラマは海外でも放送されたことにより、日本やアジアから韓医学を受ける観光客が増加し、韓医学は韓流コンテンツの重要なものとなりました。
ウェルネスツーリズムにもなっているのですね。先進的です。
一方で、日本における鍼灸の年間受療率は約5%以下にとどまっているのが現状です。
なぜ日本では、これほど素晴らしい伝統医療がなかなか身近にならないのでしょうか?中国の中医師や韓国の韓医師という資格が日本になく、伝統医療を大事にする姿勢がないからと思われます。
しかし、東洋医学の本質は「未病治(みびょうち)」、つまり病気になる手前の段階で体調を整える予防医学にあります。
韓国ドラマの中で描かれたような「心と体に寄り添う丁寧な治療」は、現代の日本においてもまったく変わりません。
「なんとなく体が重い」「薬に頼りすぎず体調を整えたい」と感じている方は、ぜひ一度、鍼灸治療を体験してみてください。日本鍼灸にはまだまだ知られていない可能性にみちています。
須藤 隆昭
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