今週水曜日は、
「1日アロマ勉強会」
を行いました。
骨盤周り、お尻の周辺をほぐしていくと、
「こんなに凝っているものなんですね!」
と驚かれるお客様が多いほど、
表層は脂肪でやわらかいので
凝りを自覚しにくい部位でもありますが、
仙骨から大腿骨をつなぐ深層の筋肉である
梨状筋がだんだんと緩んでいくと同時に
腰や背中の負担も軽減される
という大事な部位です。
梨状筋の間や上や下には
太くて長い坐骨神経が通っていますので、
(太さはボールペンくらい、
長さは1メートルほどだそう)
凝り固まると坐骨神経を圧迫して
脚の痺れなどの不調を招くことにもなります。
今回のアロマ勉強会では、
この大事な骨盤周りの手技を教わったのですが、
先ほども申したように表層が柔らかいので、
うつ伏せの状態のままでは
深層に届かせるアプローチが難しいのです。
より効果を上げるためには、
脚を上げたり、横に広げて曲げた体勢に
整えて臀部を伸ばした状態で
仙骨から大腿骨にかけて施術します。
これが、脚のストレッチ作用と相まって
少ない圧でも手が届かない深層部に
今の自分の最高の伸び感が得られます!
大腿部、腹筋、腰部も同時に伸びますので、
全身が伸ばされ、身長も伸びたような感覚です!
脊柱も整えられますので、
頭が正しく頸椎に乗っていて
とても身体が軽く感じるのです。
脊柱、頚椎がS字カーブを保つことで
身体の疲労が溜まりにくくなると言われていますよね。
S字カーブの要となる坐骨に意識を向けると
普段の姿勢や動き方が見直されます。
座るときの座面には、
坐骨を支点として座ると
S字カーブが保てます。
疲れてきたり、前屈みの姿勢をとると、
どうしても猫背になって、
坐骨は埋もれ、仙骨を支点としていまいますよね。
5キロほどある頭の重みがほとんど上半身にかかってしまいます。
首、肩、背中、腰の負担が大きくなります。
坐骨を支点に座ることで
腹筋、太ももの大きな筋肉を使うことになりますので、
楽に身体を使うことになります。
なんとなく、猫背も楽に感じてしまうのですけれどね。
図/日本アロマ環境協会機関誌AEAJより
このように、赤い丸の部分を意識すると、
無理のない姿勢がとりやすいです。
そうすると、立っているときや動いているときも骨盤の位置を意識できるようになります。
坐骨をポイントに少し意識してみて下さいね。
そして、鍼やアロマで身体が楽に伸びている感覚を心地よく感じることも
普段の姿勢にとても良い影響があります!
やはり、身体は心地よいこと、楽な方向に自然に導かれていくものです。
今回もとても有意義な勉強会ができました。
高橋千香子
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