皆さま、こんばんは。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
立て続けに心を揺さぶられるニュースが
舞い込み、おめでとうとは正直言いにくい
新年の幕開けとなりました。
多くの方々が悲しみや苦しみに
耐えていることを思いますと
本当にいたたまれない気持ちです。
1日無事に過ごせたこと、
生かされていることへの
重みを充分に噛み締めて
感謝することを忘れないように
心がけたいです。
さて、あんずの種では、
「1年の決意表明を
色紙にしたため発表する」
という歴史ある新年会の
恒例行事があります!
今年は院長と加代さんが
新年から宮古勤務のために
新年会が17日の予定なので、
非常に呑気に構えております。
まだ色紙は白紙です。
それでも頭にパッと思いついては、
あっちへ行き、こっちへ行きと
紆余曲折して辿り着いた言葉というのが、
そこまで考えた割には
パッとしないものばかりです。
その一言で全てを表せるような
自分が腑に落ちる
しっくりとくる言葉がいいです。
しかし、あくまでも「自分が」
というのがポイントだと思います!
決意表明ですから
「自分が」わかればそれでいいのです。
と勝手に思っています!
そのように考えを巡らせていたところ
昨日の北海道新聞にて
歌人、俵万智さんの
短歌作りについての
興味深い記事がありました。
短歌もAIの時代で、
上の句を入れたら
1秒で100首作ります。
AIは、
1から100はできても
0から1はできないのです。
AIは、
言葉から言葉を紡ぎます。
心から言葉を紡ぐのは、
人間にしかできないのです。
作品はあくまでも「副産物」であり、
人生を振り返り、
見つめ直す作業をするという
創作過程こそが
「主産物」であるのです。
万人に共鳴するような歌ができたら
それは一緒に気持ちを共有できて
素晴らしいことですが、
自分の気持ちを上手く
言葉に乗せることができたら
唯一無二の自分だけの歌になりますよね。
もしそれを感じてもらうことができたときは
更に嬉しいことでしょうから
そもそも心が入っていることが
作品だと言えるのでしょう。
しかし心は流動的ですよね。
それを言葉で表すことは
大変な作業です。
心の迷い、後悔、諦め、挫折の中にも
希望や明るさが見える時がきます。
流動的な心を包括するような歌が
心に響くものです。
とても1つでは表せないところに
0から1への産みの苦しみをも
感じ取れますよね。
心の動きを
見つめ直したり、振り返る過程は、
その事実や結果よりも
もしかしたら大事なことなのかもしれません。
それで何かが生み出され、
自分にも周りの人達にも
心の解放と安らぎへと導くものであれば
素晴らしいことですよね。
高橋千香子
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