皆さま こんにちは!
近頃はほどほどをモットーにしている
高橋です。
さて、今日は毎日の習慣としている
ヨガのお話をします。
毎日していても、
「今日は体が重くて動きたくない」
という日もやはりあります。
それでもその重だるさが軽減するので、
簡単な動きのものを選んで行います。
ちょっとするだけでも全然違うのです。
本当にこの塩梅は大切なことで、
動きたくない時に
無理な動きや体勢をとることは
疲れが取れるどころか、
どこかを痛めたり、
一層活性酸素が発生するので
体を消耗させてしまいます。
特に夜は、
深い呼吸を促す軽いリラックス目的の
柔軟体操くらいが
眠りの質を高めます。
激しい運動は、
興奮して交感神経が刺激されるのです。
しかし、人間というのは
どうしても調子の良い時を
基準にしてしまいがちです。
いつもできていることが
できないと悔しいですよね。
それも長年続けていることだと
今までの積み重ねが
全て無駄になるように感じるので、
継続することで
意義を見出し安心したいという
心理が生まれます。
健康目的で始めたことなのに
逆に心身の負担となり、
本末転倒になりかねないので、
私はヨガのやり方を見直しました。
いつもYouTubeで行いますが、
初心者レベルのもので
ポーズや体の動かし方の解説が
多いものを選びました。
そうすると、
いつもの動きが楽にできて
しかもパフォーマンスが高められます。
同じポーズでも
体の伸び方が違うのです!
本来の人間としての
体の動かし方を理解できます。
それは、解剖学的な理解も必要なのですが、
実際に体を動かすとよくわかるのです!
今日は3つご紹介致しますね。
まずひとつ目は、
「腕の長さ」についてです。
皆さまは、
「腕はどこから生えているのか?」
と質問されたら何と答えますか?
私は、肩とか、脇の下と答えるでしょう。
腕を上げ下げするとそんな感覚です。
しかし解剖学的には、
「鎖骨の内側」なのです。
首の付け根のあたりで
ストンと落ちたところに
胸鎖関節があり、
そこに指を当てて
そこから腕の始まりがあると意識しながら
腕を上げ下げしてみると、
肩から生えていると思いながら
動かすのとでは
動き方に明らかな雲泥の差があります!
腕が楽にダイナミックに大きく動くのです!
まるで白鳥になった気分になります!
それは、肩甲骨が動くからなのです。
肩甲骨を動かさないと
腕はとても重く感じるのですね。
はい、ふたつ目は、
「脚の長さ」です。
実は脚の長さには、
ふたつの解釈があります。
ひとつは、
「立位前屈」の場合です。
身体測定でよくさせられますけれど、
「どれくらい曲げられるか?」を
測りますよね。
でも大事なのは、
「どこで曲げるか?」なのです。
大概はいきなり前屈するように
言われたら、
だいたいおへその下あたりから
曲げるのではないでしょうか。
しかし、そこは腰椎なので、
あまり動きのできない場所です。
何回かくらいはいいとしても
物を持つ、拾うなどの
日常動作で繰り返し行うと
腰の弱い方は大変な事態になりかねません。
前屈は、
必ず「股関節」から曲げましょう!
作業を安全に行えます。
そして「脚の長さ」のもうひとつの解釈は、
「歩く」場合です。
結論から申し上げますと、
「股関節」ではありません。
解剖学上では、
仙腸関節🟰脚の付け根という解釈が
あります。
脚を大きく動かすと
骨盤の仙腸関節が微妙に動きます。
大きな動きができる関節ではないのですが、
この小さな動きが下半身のパフォーマンスを
担う重要な関節です。
そして、さらに脚を動かす筋肉が
さらに上に伸びています。
「大腰筋」です。
大腿骨と腰椎をつないでいます。
丁度、「小さい前ならい」(懐かしいですね)
をしたときの肘の高さが
大腰筋の始まりです。
筋肉のつながり方からみると
脚の付け根は大腰筋からとなります。
だいたい「ウエスト」あたりから
脚が生えていると捉えて、
歩きましょう!
驚くことに
腕と脚をそのようにイメージをしてみると、
胸とお腹以外は
腕と脚で占められていることになりますね!
これはイメージだけで
随分スタイルが良くなり、
可動域が広がるというものです!
はい、では最後は、
「首」の長さです。
これも今までの話の過程と同じになります。
真正面を鏡に映したり、写真を見て、
顎下から鎖骨あたりと認識しますが、
実はもっと長いということになります。
解剖学上では、
頸椎2番から7番と言われています。
2番は
後頭部を上から下へ撫で下ろすと
柔らかく指が入る部分である
「ボンノクボ」から
さらに下へ進んだ時に
触れる硬い突起です。
高さの目安は、
鼻の下あたりです。
顔半分は首も含まれているのですね!
7番は、
深くうなづいて、後頭部から撫で下ろすと
ぶつかる大きな出っ張りです。
とてもわかりやすいので、
普段から認識できる部分です。
この2番と7番は、
7つある頸椎の中でも
とても動きの良い場所です。
このふたつが上手く動くことで
首がしなやかな動きをします!
しなやかな動きをすることで、
脳への血流、リンパの流れがスムーズに、
目の疲れが軽減されます。
首ももっと全体的に動かす意識をすることで負担が軽くなるでしょうね。
「感じてわかる!セラピストのための
解剖生理」 野見山 文宏 著より
一部抜粋致しました。
体のパーツの長さや動き方に
着目するとイメージがしやすく、
日頃の体の使い方に違いが出てきます。
動かしていない部分が
多いことにも気がつきますよね。
それでは
一部だけに負荷をかけてしまうのです。
運動は良いことですが、
無理をせず、効率よく行うことも
積み重ねの成果につながることに
なります。
日常生活に反映され、疲れにくい、代謝のよい体作りが運動の意義とも言えます。
イメージが変わるだけでも
体の動かし方がいつもより
ダイナミックになり、
筋肉や内臓の活性化にもつながります!
知識を取り入れて、ほどほどに向き合うことも体に良いことです。
高橋千香子
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