おはようございます。

あんずの種では、

ケニアグッツ・宮古島グッツ等いろんなバザーが開催されます。

その中でも一番長く継続的にやっているのが、

3・11企画の東北支援　陸前高田バザーです。

11年前のあの日は日本史に残る巨大津波と原発事故がありました。

いたたまれずに何かの行動をした人たちが全国にたくさんいました。

とにかく駆けつけて瓦礫を除去した人、炊き出しをした人、医療支援した人、

車を改造してお好み焼きを焼いた人、遺体を洗った人、募金をした人、

全国の目が東北を向き、緊張と友愛の波が起こりました。

僕らも最初はテントで、

その後は寄贈されたキャンピングカーで

鍼やマッサージをしました。

バトンはいろんな治療家に受け継がれました。

被災地の人からは逆に、

たくさんの言葉をいただき勉強になりました。

釧路で講演会もしてもらいました。

その人たちの言うことはいつも決っていました。

「このことを、わたしたちを、忘れないでください！」　Foget me not

コロナになって、僕たちの陸前高田訪問活動も休止してしまいました。

でも思いは、

あの１本松に、

原爆の落ちた後のような廃墟に、

プレハブで再開したスーパーマイヤの駐車場に、

居酒屋「車屋」に、

多くの人の優しさに、

今もあります。

昨日から始まった、陸前高田バザーの目的は

物品を買って支援することではありません。

その目的は、ただひとつ

「僕たちは、あのことと、あなたたちのことを決して忘れませんよ！」

ということを確認することです。

巨大地震・津波に備えること、

事故が起こると地球レベルの被害をもたらす原発の稼働を止めること、

争い合うのではなく、助け合う心の大切さを教えてくれたあなたたちを、

支援しに行った僕らを逆に支援してくれた優しいあなたたちを、

ぼくらは忘れません。

日々の生活の中で風化することもあります。

だからこそ、３・１１は、陸前高田のモノに触れて

ぼくらはもう一度思いだします。

そしてまたいつか訪問させてください。

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