私は小学低学年の頃
童謡「オモチャのチャチャチャ」が
学校の休み時間に校内放送で流れて、
目の体操をしたことを思い出しました。
低学年でも簡単にできる眼球だけを
上、右、下、左へと、そしてまたその反転も行う体操です。
♪空にキラキラお星さま
みんなスヤスヤ眠るころ♪
の歌詞のところでは、
まぶたを下ろしてを目を休めます。
養護教諭の先生が考えたのでしょうか。
とてもわかりやすくて楽しい体操でした。
私にでも簡単にできたことがとても嬉しかったのですが、
残念ながら目の疲れが取れたという感覚はさほど得られなかったので、
余程の健康優良児だったか、
授業中はのんびりと過ごすタイプだったということでしょうね。
しかしながらこの眼球を動かす運動は、
スマホやPC作業の多い現代人にとって
とても有効なリフレッシュ法なのです!
眼球を動かす筋肉を働かせると、
目の疲れが癒されるのはもちろんのこと、
連動して動いている
頭と首の間に位置する「後頭下筋群」の
硬さがゆるむという仕組みになっているのです!
「後頭下筋群」は、
頭と首の境にある4つの筋肉の総称ですが、
僧帽筋の上部内側にあり、
首の安定性にとても重要な筋肉群です。
圧迫されると首や肩こり、頭痛を引き起こす
原因にもなります。
スマホやPC作業では、
画面をスクロールして目は同じ箇所をずっと見続けることになります。
頭部を支える負担と相まって、
目の動きと連動する「後頭下筋群」が
さらに硬くなるという悪循環が起こります。
そこで、眼球を動かす運動やストレッチが
有効になります。
頭を正面に向けたまま、
眼球だけを上下、左右に4、5回ずつ
往復させます。
(私自身の実感ですが、眼球を急に速く動かしてしまうと気持ちが悪くなったり、酔いそうになります。
最初は、ゆっくり始めることをお勧め致します。
そして、冒頭で紹介した「オモチャのチャチャチャ」で行う、
上〜右〜下〜左の動きは、眼球を動かす距離が短いので緩やかに行えました。
反対回しも行って下さいね。)
そうすると、首の可動域が広がっているのを感じられでしょう!
ちなみに赤ちゃんの首が座るのは、
何かを注視することができるようになり、
目を活発に動かせるようになって、
それにより「後頭下筋群」が働いて
首が安定していくからだそうです!
こちらの「後頭下筋群」の説明は、
日本アロマ環境協会機関誌「AEAJ」
財前知典理学療法博士による
記事からの抜粋でした。
子供の成長と大人の癒しは通じていますね。
表情筋もゆるみますので、
眼球運動おすすめです!
高橋千香子
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